今月に《月に憑かれたピエロ》という大きな公演を控え、まだまだ感染者が減らない状況が続いている上に直接の知り合いもどんどん罹るようになってしまっているので、副反応が怖いながらも3回目のワクチン接種を受けることにしました。
それこそ感染による肺炎などからの後遺症が重く残ってしまった友人すら出てきているので、やはり運任せの要素は少ない方が良かろうと思ったのです。接種をしてなお感染・発症してしまっている人もちらほら見るようになっていて、変異に追いつかなくなっているのかしらと思いつつも、接種後の人は割と軽く済んでいる様子です(それでも無症状ではなさそう)。
さて、ワクチン接種の個人的な懸案事項は、何を隠そう副反応であります。ほぼ代理は望めないような方式で仕事をしているので、変に副反応が長引くと収入に影響もしますし、また2回目接種の副反応が予想以上に大きくて大変だったことは全く忘れていません。
これまた知り合いたちの3回目接種を見てみると、副反応の出方が見事にバラバラであるわけです。3回目が一番重かったという人もいれば、むしろ一番軽かったという人もいるようでした。
僕は2回目の副反応がだいぶ重かったので、正直に「あれより重かったらマズいな」という考えが真っ先に働きました。もちろん仕事に穴が開くことは不可避でしょう。今月にもまとまった休みはありません。
そんなわけで考えたのは「せめて打つなら副反応が少なそうな方にしよう」ということで、モデルナを2回打ってきていたのを、今回はファイザーに切り替えたのでした。家族が僕以外ファイザーを打って殆ど副反応が出なかったのを見ていたことも判断理由です。
そしてその折にコロナの影響で前日になって一つ仕事の予定が飛び、2日間まとまった休日が発生しましたので、すぐにファイザーが接種できる機関を検索し、朝イチの接種予約を前日の夜に取るという無茶をやって打ちに行ったのでした。モデルナの時は接種から12時間後あたりで発熱がありましたから、それを参考にして「朝イチで接種すれば当日中に熱が出て対応できるし、きっと翌日が楽」と考えたのです。
そしてその魂胆は呆気なく外れたのでした。副反応が大きく出始めたのはなんと日付が変わった深夜。具合が悪くて眠れない。カロナールを投入しましたが、翌日は終日副反応に悩まされながら過ごすことになったのでした。それでも出た熱は37.5℃程度でしたから、軽く済ませようという狙いだけは実現できたのでしょう。それ以外、腕の痛みと頭痛と関節痛と食欲不振と下痢とリンパ節の腫れは結局来ました。リンパ節の腫れだけは3日後まで残りましたね。
ちなみに末弟はファイザー2回に3回目モデルナを打ったのですが、彼は比較的元気にしていました。交互接種にしてもまたもや僕の方が副反応が大きかったのです。あくまで一例にすぎない話ではありますが、予防接種に関しての運はこんな具合になることもあるということでしょう。
2回目を打った時にも書きましたが、もうちょっと副反応どうにかならんかということは、接種を受ける側としては言いたいところです。感染拡大が止まらないのは仕方無いので協力はしますけれども、それにしてもそろそろ負担が大きいと感じているのも事実ではあります。
ワクチン接種で事態が収まるとも思っていません。最初から治療薬ができるまでの時間稼ぎに協力しているという心持ちでいます。少なくとも素人である僕個人が新型コロナをインフルエンザと同じと見なせるようになるかどうかは治療薬が同様に効くかどうかです。
朗報を待ちつつ、公演に備えたいと思います。
Comments