今月9月中に5回に渡ったFMブルー湘南『音楽あら?カルト!』のマンスリー担当が終了しました!
聴いてくださった皆様、ありがとうございました。
毎週土曜日に10分間、音楽にまつわるあれこれを喋らせていただけるということで、様々な小話を挟みつつ、日常生活では殆ど電波に乗る機会は無いであろうマイナー・クラシックをここぞとばかりに演奏・放送させていただきました。
何度か聴き逃したという声も聞いていますので、せめて放送に乗せた曲目だけでもこの記事に載せておこうと思います。
【第1回:9/2】
リセンコ《不安》
【第2回:9/9】
スウェーリンク《我が若き命終わりぬ》より第1、第2、第6変奏
【第3回:9/16】
サティ《『星たちの息子』からの3つの前奏曲》より第2幕への前奏曲「秘法伝授」
【第4回:9/23】
オブーホフ《互いに愛し合いましょう》
ハウアー《十二音遊戯 1946年12月24日》
【第5回:9/30】
《セイキロスの墓碑銘》
榎本智史《無言歌》
【全回共通トークBGM】
ニーチェ《若き日より》伴奏
オブーホフとハウアーの曲の音源は放送後にYouTubeにも投稿してあります。また、全ての回で僕が喋っている背後で流れていたBGMであるニーチェの歌曲の伴奏も既に投稿してありました。
トークに関しては、リアルタイムで聴けた方々の記憶の中にだけ留めておいてください。トークと演奏を組み合わせた放送音源は全部自分の手元で制作したため、いつでもバックナンバーを聴くことは可能と言えば可能なのですが、これは公には出さない個人的なアーカイヴとして残しておくつもりです。
なにはともあれ、横須賀全域に放送されるラジオ番組に一人喋りで出演するというなかなか得難い体験をすることができたのは非常にありがたいことでした。普段のコンサートでも一人喋りはしているものの、そちらはお客さんの反応を見ながらのナマモノですので、予め録りきっておいて放送するだけというのは間合いなども「これでいいのかなぁ…」という試行錯誤でした。
それでも、この機会にラジオを通して皆様の音楽への興味が少しでも広がってくれたならば嬉しいです。時間をかけて試行錯誤した甲斐があるというものです。音楽家も色々なことを考えて音楽を作っているし、一度聴いただけでは掴みきれずとも2度3度と聴いてゆけば人間の耳もそこに馴染んでくるのだ…というあたりが特に重要だったポイントでしょうかね。
今更白状すれば、元来喋りは苦手な方でして、正直黙って演奏していいならそちらの方が楽だとさえ考えてしまう人間なのですが、今回のラジオを通して僕自身も自らの喋りを省みることができたと思っています。この後は再びコンサートで、スキルアップした(したのか?)喋りも皆様に楽しんでいただけたら幸いです。
10月はどちらかというとオーディション月間、11月にはようやく合唱祭とコンサート月間になる予定です。今月は電波越しでしたが、また今後は対面で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。あらためて、一ヶ月間のラジオにお付き合いいただきましてありがとうございました。
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