2023年7月23日(日)
午前の回 10:30開場 11:00開演
午後の回 13:30開場 14:00開演
(内容同じ)
『ピアノは歌う。』
出演
榎本智史(Pf.)
会場
スペース&カフェ モントン
神奈川県横須賀市馬堀町2-2-9 雑賀ビル
京浜急行「馬堀海岸」駅より徒歩
入場料
全席自由2,000円
1ドリンク付き
各回30席
プログラム
J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》よりアリア
ベートーヴェン《エリーゼのために》
オブーホフ《"互いに愛し合いましょう"》
ドビュッシー《ルーヴルの思い出》
カウエル《マノノーンの潮流》
ケージ《ある風景の中で》
他
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または当ホームページCONTACTより
今年に入ってからというもの、お客様を招けるコンサートの本番が悉く都内のものばかりでした。渋谷はまだしも、多摩センターやら駒込やらともなると横須賀や横浜南部の方々に来ていただくのは地理的にかなり難しいなと思いました。
しかも重厚なプログラムが続いてきたので、ここで自分の中でも小休止を入れたい思いが強くなっていました。コンサートを休憩込みで2時間という分量は、普段からコンサートに足を運ぶ人にとっては許容範囲でも、そうでない人にとっては体力的にも厳しいのかもしれないと考え始めたのです。
こちらも普段とはもう少し趣向の違うコンセプトで一回やってみるのもよいのではないか?と思い、折角ならばピアノと客席の距離が近く、さらにお茶も出してもらえるモントンでやってみようと考えた次第であります。お茶代は入場料に込みにしまして、プログラムの分量も一般的なクラシックのコンサートの半分です。その分だけお値段もお安くしておきました。「大丈夫? その値段で収益出る?」と心配もされましたが、きちんと集客できれば僕の収益はきちんと出ます。
実際のところ、ミニコンサート指向のコンセプトは演奏者側の"ちょっとした要望"も叶えられるので、これはこれで良い面もあるのです。その要望とはすなわち、普段の大規模なコンサートではプログラム構成に適合せずに漏れてしまった小品群を演奏することができるということです。
これは演奏家全般に言えることであるかどうかは僕にはわかりませんが、僕は少なくとも「この音楽を聴いてほしい!」と思っている曲を人前に出しています。自分にとってどうでもいいと思っている曲やよくわからないと思っている曲は基本的に人前で演奏しません。
そのようなことを普段考えているものですから、「この曲を弾きたい!」がどんどん溜まっていく一方で、それを表に出す機会が巡ってこないということは多々あるのです。曲集からかいつまんで弾きたいことだってあります(笑)
そういうわけで、今回のプログラムは"榎本が「これこそは弾かれるべき名小品!」だと思っている曲一覧"であるというのが実態です。もちろんそれでシェーンベルクやバルトークの重い作品を入れていないのは結局「他の曲と並べてちょっと…プログラムに不適合かな…」と考えた結果なのですが。
あとはこのコンサートでポップスのピアノ編曲などをプログラムに入れていないのも、クラシック畑の僕がなんちゃってでポップスを弾くよりはクラシックを弾いた方が良い演奏ができると考えたからです。ポップスを弾く時には発想も技術もクラシックとは異なるものが必要でしょうから、生半可な演奏をしないための方針だと思っていただければ幸いです。
何はともあれ、小ぢんまりと弾きつつ、軽く喋りつつ、皆さんにはお茶を飲みながら聴いていただく会です。「なんか茶を飲みながらクラシックが色々聴けるらしい」くらいのノリで遊びに来ていただけたら嬉しいです。午前の回を聴いた足で横須賀観光をするでも良し、または午後の部を聴いた足で馬堀海岸の温泉で豪遊をするでも良しです。
各回30席のご用意となります。各種連絡手段でご予約を受け付けています。よろしくお願いします。
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